▲我が家にニワトリさんがやってきた!
皆さんご安心下さい、人間の女性・・・ではなくニワトリさんの話です。
9月24日、雌のニワトリが11羽やってきました。発注したのは10羽なのに、引取りに行ったら何故か1羽増えていました!聞いてみたら1羽オマケなんだと(笑)
私は頭の中でお菓子でもないのにオマケって・・・と思いつつ帰路につきました。
ちなみに迎え入れたニワトリの品種ですが、悩みに悩み地元の「会津地鶏」にしました。会津地鶏は肉用でかなり有名ですが、私は肉用で飼うのではなく、毎日新鮮な卵を食べたくて育てるつもりです!会津地鶏は産卵が少なく、2〜3日に1個なので毎日産卵するニワトリと比べると効率は悪いですが貴重な卵になりそうです。
▲新鮮な卵かけごはん。
販売先のお姉さんの話では、卵用で飼う人はほとんど居ないそうで、それだけ会津地鶏の肉は美味しいのだとか!私は生き物が好きなので、育ててから絞めて食べるなんてことは間違ってもしませんよ。
皆さんご存知ですか?ニワトリさんは想像以上に野菜が好きで白菜、小松菜、大根葉を特に好んで食べています。そこで会津地鶏についてちょっと学んでみましょう!!
会津地鶏の詳しい由来は定かではありませんが、平家の落人が愛玩用に会津に持ち込んだものが広まったといわれています。大変美しい羽装を持っているため、観賞用として飼われており、その黒く長い尾羽根は、1570年代に伝承された郷土芸能「会津彼岸獅子」の獅子頭に使用されてきました。
このことから少なくとも500年以上も前から、会津地方にのみ生息していた地鶏といわれています。

会津地方は鶏の飼育がさほど盛んではなかったため、他の鶏との交配が行われず、純粋種が維持されてきたと考えられています。
しかしながら純粋種は体が小さく、飼育する人も少なくなり絶滅寸前であったところ、昭和62年に福島県の養鶏試験場(現・福島県農業総合センター畜産研究所養鶏分場)が、会津地方の飼育農家から譲り受け、調査(血液鑑定:鹿児島大学に依頼)したところ、固有種であることが判明し原種として維持・増殖しました。
現在県で普及している「会津地鶏」は、県養鶏試験場で改良されたもので、純粋種よりも大型で肉質もよく産卵能力も向上しています。
肉用の会津地鶏の生産は平成4年度から開始され飼育が行われています。なお、絶滅寸前であった発見当初の鶏は「純系会津地鶏」として区別し、現在でも県で大切に保護されています。
肉はコク・うま味に優れ、焼き鳥をはじめ素材の良さを生かした鍋物・和食・から揚げなどに最適です。

ブロイラー鶏の場合、飼育期間は通常55〜60日と言われています。会津地鶏は倍の約100〜140日の日数をかけ、自由に動き回れる環境(平飼い)で飼育するため、自ずと肉質は違ってきます。会津地鶏の肉はブロイラー肉に比べて赤みが強く、一目で上質の肉であることがわかります。
会津地鶏は、通常の鶏と比べるとあまり卵を産みません。通常の鶏の半分程度です。そのため、卵本来のコクや美味しさが、十分に卵に凝縮されています。
会津地鶏の凄さ、少しでも皆様にお伝えすることが出来たら嬉しいです。これから我が家の朝食は毎日健康地鶏暮らしなので、地鶏と一緒に会津で田舎暮らしというセカンドライフはいかがでしょうか?(福島エリア現地案内人 馬場和弘)














