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福島◆南会津町/ヒルナンデス!【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】 

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2025年8月14日

▲「ヒル」のイメージ図。

ヒルナンデスと言っても、某テレビ局のお昼時間帯の情報番組ではありませんよ。そう、血を吸う「ヒル」です!

南会津でも湿っぽい所には存在しており、我々を悩ませています。

役場職員さんとの雑談のなかで、ヒルは猿・鹿・猪などに吸い付き各地を転々としているとお聞きしたことがあります。

本当かどうか定かではありませんが、南会津町のヒルは栃木県から獣と一緒にやってくるそうです。

さて、その謎の生物ヒルですが、研究されている方の結論では、どうやら呼気(二酸化炭素)と熱に反応しているとのことです。

皮膚についたからといってすぐ吸血するわけではなく、吸血できる場所を探し回り太い血管の近くで開始するそうです。

よく解らないのは、二人で農作業していても私は吸われないのですが、もう一人は何故かいつも吸われ流血しています(笑)。完全防備なのにな・・・。

▲ヒルスプレーなどが有効とのこと。

対策ですが、ヒルスプレー、ハッカ、塩水などがあるようですが、あとは服装ですかね?

でも半袖・半ズボンで作業している私にヒルさんは見向きもされません。と言うことは私の血は美味しくないのか!?ちなみに私の血液型はO型です。

本業ですが、南会津地区が大人気で物件が足りない!!頑張って探さなきゃ!!(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

岩手◆盛岡/たまには列車も良いなぁ!【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2025年8月11日

▲電車に乗って盛岡駅へ。

先日、五年毎の宅地建物取引士の更新研修に盛岡の街に行ってきました。

自分の事務所のあるJR岩手上郷駅から釜石線に乗って花巻経由で盛岡駅に到着です。

以前は自家用車での往来がほとんどでしたが、昨今のローカル線廃止の情報が飛び交ってからは、出来るだけ鉄道を利用しようと心がけています。

JR盛岡駅に降り立つと、東北新幹線の北の玄関口として、大きく変貌しているのに驚きです。

自分は岩手県遠野市の片田舎で育ちましたが、初めて実家を出で生活したのは盛岡市で、田舎者の自分は、それでも都会に来たものだと感心して、浮かれていたことを思いだします。

もう五十年も前の事です。あっという間に半世紀が経っていますから変わらないわけがありません。

▲昔と変わらない開運橋。

大きな駅の東口から大通りに向かって行くと北上川に架かるアーチ形の開運橋が見えてきてホッとしました。この橋だけは昔と変わらない形で懐かしさがこみ上げてきます。

まだ学生で自家用車も持てない自分は、チャリで、車道を闊歩していたものですが、今はとてもとても走れませんね。

盛岡南部藩の不来こずかた城址に向かい、久々に散策をしながら研修会場のホテルに着きまして、終日の長い講習を受けて無事更新となりました。

何時もは車で通り過ぎて気づかない事も、電車や徒歩で行動すると気づいたり、思い出したりするものですね。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

山梨◆八ヶ岳/猛暑の候、8月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】 

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2025年8月8日

▲八ヶ岳の最高峰の赤岳。荒々しい岩の尾根が魅力。

夏を迎え、気温が上がる度に思うのが、涼しさというのは幸福度にもつながるのではということです。

暑いというだけで、体はだるくなり、頭がぼんやりとし、やる気まで低下してきます。職場や車での冷房の有り難さ、冷たい風で頭をシャッキっとさせると、あら不思議、やる気まで復活してきます。

近年、エアコンは体調管理に必要というのが一般常識となりましたが、心の健康にも必要な気がします。

そんな中、エアコン無しでもいられる環境というのは、とても貴重なものに思えます。

年々暑さが増しているように感じるものの、北杜市の標高が1000mを超えるエリアでは、未だにエアコンをつけずにいる家が多い状況です。標高が低いエリアでは、昼間はエアコンが活躍しますが、夜は気温がグッと下がり、不要となります。

そんな環境におりますと、自然が持つ涼しさで、体が喜んでいるように感じます。

自然が持つ涼しさを味わえる、究極の環境は夏の高山ではないでしょうか。標高が100m上がるごとに気温が0,6度下がるといわれています。

北杜市の一番身近な山は八ヶ岳です。八ヶ岳は山梨、長野にまたがる山々の総称なのですが、八ヶ岳の最高峰である赤岳の標高は2899m。東京駅の標高を調べると約3m。その標高差からなる気温の差は、なんと約17度。東京駅が35度だとすると赤岳の山頂の気温は18度ということになります。

▲山の天候は変わりやすく、表情が豊か。

八ヶ岳には、いくつもの登山口があり、沢山の山々の峰をつなぐように山道が整備されています。どのルートを繋げるかで、日帰りから、連泊まで様々な楽しみ方が出来ます。

山の様子も様々で、コケの森の中を歩く癒しの雰囲気から、鋭くゴツゴツと岩峰が続くスリル満点な場所まで、様々な表情を見せます。初めて登山をされる方から、慣れた方まで多くの方が楽しめる懐の深い山といえるでしょう。

登山は運動量が多く、行動中は大量に汗をかくのですが、一旦、休憩をするとそこは、標高の高い山の上、汗は直ぐに乾き、上着を羽織らないと冷えてしまうこともあります。

山の上は天候も頻繁に変わります。晴れていたかと思えば、一瞬で霧が広がり、少し先も見えなくなってしまうことも。夏場は雨も多く、低体温症にも注意が必要で、雨合羽が必需品となります。

下界では暑さで、だれてしまうこの時期も、一旦、高山に入れば、目まぐるしく変わる気候、時には寒さで震える環境で、体も目覚めることでしょう。

自然の持つ大きなうねりに翻弄されつつも、懐の深さも感じる、癒しとは違った、涼しさもあるのだと。そんな体験をしに、八ヶ岳に登ってみてはいかがでしょうか。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

東京◆本部/ふるさと情報館と深大寺の縁【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年8月5日

▲深大寺の御開帳に行って参る。(写真はイメージです)

ふるさと情報館は日本各地に地域店、提携店、案内人を擁し地方とのご縁を繋げ事業を展開してます。

それでは〝東京は〟と言えばどうでしょう。

当社は毎年新年、社員一同で調布市の深大寺で商売繁盛祈願の初詣、新年会を行います。

その地道でひたむきな願いを聞き入れてくれ続け、35年間に亘る事業の安泰を支えてきて頂いています。

その深大寺で本年5月、50年に一度の開祖、慈恵大師様、後の「元三大師」象の御開帳に行って参りました。

20分ほどの行列を並び、新年には我々がお焚き上げ法要を頂く本堂へ。

いつもは煌びやかな法要殿ですが、このときばかりはそのようなものは一切取り除かれ、元三大師の座像のみがどっしり置かれていました。

座像でありながら高さ2m以上ある、日本最大の彫像の迫力に圧巻です。

かっと見開かれた今に動くのではないかと思われる目玉に言葉を失い、たじろぎました。

この眼力を頂ければ世の中のあらゆる争いが無くなるではないかと実感しました。(写真撮影は禁止のため皆さまにお伝えできないのが残念です)

拝観後、いつもは本殿の後ろから我々を見守っていて下さっていると思うと、より一層に事業に励む気持ちに。

あらこちらで「御開帳」と言われる神社仏閣は聞きますが、機会が合わずに見らないことが多い中、とても貴重な体験を頂きました。

ふるさと情報館と深大寺の縁を感じます。これからも深大寺様、どうぞ宜しくお願い致します。(本部 金澤 和宏)

群馬◆桐生市/わたらせ渓谷鐵道のこれから【桐生くろほね・花咲爺日誌】

この記事の投稿者: 群馬・黒保根案内人/小林 峯司

2025年8月2日

▲わたらせ渓谷鐵道の継続が決まったものの、様々な課題を残す。

群馬県桐生市と日光市足尾町を結ぶ第三セクターわたらせ渓谷鐵道が開業から35年の春を迎え、赤字ローカル線の全国的な見直しにより「鉄道の継続かバス等への転換か」の選択に揺れ動いていましたが、本年2月4日のわたらせ渓谷鐵道沿線地域交通リ・デザイン推進協議会(法定協議会)において「今後も鉄道を継続し存続させること」に決定されました。

私は37年前に地元の黒保根村から40名程の新組織に出向し、第三セクターの新会社設立から開業まで、昼夜業務に奔走した一人であり、「鉄道の継続」を地元市民協議会から報告を受け安堵した一方、沿線には「今後も行政と市民が一体となった地域の対策等」大きな課題も痛感しております。

幸いにも沿線では、地元企業による新たな観光施設の建設や、地域住民による「桜・花桃・アジサイの植栽による観光ルートの整備」が進められています。

私も情報館の案内人になり永くなりましたが、「自然を愛し田舎暮らしを求める人」の一助になればと今日も愛車「軽トラ」で山々を走っています。(群馬黒保根案内人 小林 峯司)

広島◆広島市/広島城の歴史【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2025年7月30日

▲内堀に架かる御門橋ごもんばし

広島城は毛利輝元が大阪城や聚楽第じゅらくていを参考にして築いた平城ひらじろです。

日本三大平城の1つで防御に難あり。とされましたが豊臣・徳川政権下で謀反の疑いを掛けられないようにわざと平城にしたと言われています。

▲石段を上ると天守閣が見える。

1894年、日清戦争が始まると広島城の城内には広島大本営が設置されました。

1926年には大本営跡が国の史跡に指定され、1931年には天守閣が国宝に指定されました。

その後、太平洋戦争が勃発し1945年8月6日午前8時15分に原爆(リトルボーイ)が投下され広島城は倒壊しました。

驚くべきことに熱に強い造りであった広島城は原爆の熱線には耐えることができたそうです。ですが天守閣の下二層の柱が破壊され、斜めに押しつぶされてしまい倒壊してしまいました。

現在は復元を繰り返し今の美しい姿になっています。

▲被爆樹木ユーカ・マルバヤナギ。

広島城内には被爆樹木ユーカリ・マルバヤナギや護国神社と見どころが沢山ありますので、気になる方は是非お出掛けください。(本部 菊地美穂)

長野◆川上村/日本一のレタス大国、川上村【八ヶ岳スタッフ・暮らしの歳時記】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2025年7月27日

▲見渡す限りのレタス畑。夏頃には辺り一面緑の畑になる。

北杜市の北隣、長野県南佐久郡にある川上村。

川上村は、長野県の東南端に位置し、千曲川の源流に広がる、高原野菜の名産地です。標高1,000m以上の高所にあり、清らかな水と豊かな大地で育った「川上レタス」は、生産量日本一です。

「川上レタス」は、シャキシャキな食感と甘みが特徴です。サラダはもちろん、炒めても蒸しても美味しいです。

おすすめは、最近教えていただいた「レタスしゃぶしゃぶ」。主役はレタス、豚肉やきのこなど、好きな具材と一緒に。簡単でヘルシー、そして美味しい。一玉なんてあっという間にペロリと食べてしまいます。

▲新鮮な、朝採りレタス。

「川上レタス」は、川上村役場横にある、森の駅マルシェかわかみ、南牧村農畜産物直売所などで購入することができます。

レタスが盛んに栽培されるのは、6月下旬から10月上旬にかけてです。

夏の季節に、川上村の道路を車で走っていると、辺り一面にレタスの畑が広がっています。

山々を背景にした緑の畑は、川上村のどこに行っても見ることができます。

北杜市から30分ほどの川上村の広大なレタス畑の風景、そして新鮮なレタスをぜひご堪能ください。(八ヶ岳事務所 柳本朝子)

秋田◆由利本荘市/タブレット「〇□△」【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年7月24日

▲大きい輪っかがタブレット(前郷~矢島間)、小さい輪っかがスタフ(羽後本荘~前郷間)。

一般的に「タブレット」というと、現代人ならスマホの大きい版のアレを連想されるかと思いますが、多少鉄道関係に詳しい方なら全く別物をイメージします。

現代の鉄道の運行システムは、ほぼ全て指令所と呼ばれる各拠点に設けられた施設内で、24時間体制でコンピュータ制御と指令員の対応により遠隔操作されています。

ただし戦後までは各駅の係員が信号機やポイントの操作を人力で行っていたため、ヒューマンエラーを起こせばたちまち正面衝突等の重大事故に繋がりかねない安全面でのリスクが付き纏いました。

そこで鉄道創成期の明治時代より使われてきたのが、今回の主役であるタブレットと呼ばれる〇□△の穴が開いた通行票です。

単線区間においては1列車しか進入出来ない閉塞区間において、タブレット金属板を輪っかにはめた、言わば通行手形を駅係員から受け取ることで、安全に列車運行を実現出来たという、鉄道史ではタブレットは無くてはならない重要なアイテムでした。

そんなタブレット交換は省力化により全国でも残りわずかとなり、そのうち秋田県由利本荘市の由利高原鉄道前郷駅では、今でもタブレット方式による列車交換が現役です。(本部 髙橋瑞希)