配置図(※クリックすると大きく表示されます)

五街道の一つ、奥州街道。松尾芭蕉も寄った芦野宿から少し北上した寄居集落の旧街道沿いに建つ、築100年ほどの民家。太い欅柱で組まれた門を構え、奥には蔵もある。堅牢な出し桁、奥座敷には式台を備えていることは有力者の邸宅だった。粋な堀炬燵や水屋、炉付きの茶室まである。中央和室辺りの床の傷みが大きいが、大したことではない。雨漏りは無さそうだ。給湯器を新調はすれば一先ず使えるだろう。車庫・倉庫、蔵も使える。物件内で伐採された大木の丸太が残置されているが、薪ストーブを設置したりし、上手く活用すれば良い。湯本温泉街の賑やかさとは一線を画す、素朴で郷愁が漂う場所。古民家はその環境に充分マッチしている。